今日のひとRiごと(2006年4月)

 

2006年04月29日
21:39 昨日のコラムの続きになる。とうとう、拉致被害者の家族が米大統領と面 会した。それほど、大きな被害を被る事件なのだが、日本人には関心が薄い。 身近に起こった血なまぐさい殺人事件の方が、よっぽど被害者の立場に共感で きるのだろう。◆ なにかと人気の陰りが噂されるブッシュ大統領だが、実力行 使で相手国をねじ伏せられる力を持っている点はさすがアメリカというお国だけ のことはある。残念ながら、我が国に於いてその芸当を政府に期待することは できまい。◆ そんな政治家の中で、小泉さんは総理任期中に良く北朝鮮に働 きかけたと思っている。既に帰国を果たした5人の拉致被害者たちも、ギリギリ の線で交渉を得た結果ではないだろうか。かつて、金丸訪朝団が北朝鮮に赴い たときは、マスゲームに感激して余計な条件までもサインしてしまったという逸話 はいまだ健在である。◆ 多かれ、少なかれ、犯罪の犠牲に遭遇することは天 災と同じで運である。しかし、今の世の中に、国家ぐるみの犯罪があれば是正す るのが国家間の義務ではないだろうか。偽札や偽タバコの製造で収益を上げて いる国家が存在すること自体、国のあり方が間違っている。◆ 懐かしい人物が 本日のニュース番組を賑わせた。「戸塚ヨットスクール」の元・経営者だ。今の日 本のように、体罰が当たり前でなかった時代に、過失で生徒を死なせてしまった 罪で服役していたお方である。当然、浦島太郎の様に現代の社会に突然復帰 すれば、自分の償った罪を疑問に思うことだろう。◆ 昨日の「ほりえモン」と今 日の「戸塚校長」といい、ショバのビールはさぞかし美味いことだろう。両人の痩 せ具合を察しても、その感動は充分に解る気がする。



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