今日のひとRiごと(2006年10月)
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12:09 最近、「代理出産」という語をマスコミ報道でよく耳にします。これが、合法
化でもされれば益々嫌な時代になっていきますね。◆ 生体間による「臓器移
植」が初めて行われたときも、ゆくゆく生じる問題と容易に予想できました。金銭
にモノを言わせる売買行為です。国内では許されないので、国外で実行。開発
途上の国々(特にインド)では、生活費を得るために腎臓1単位が5万円ほどで
売れるそうです。同じ人間同士で、こうも格差があっていいんでしょうか。勿論、
仲介者はボロ儲けでしょうね。変な組織の資金力に繋がらなければいいのです
が。◆ 代理出産にしても、結局は健康な体(子宮)を資本に売買が成り立つ図
式です。不治の病の子供などが、医療のより発展した土地で手術を受けるのと
はケースが違います。また本日、代理出産の件で報道があった例は、祖母が孫
を生むケースでした。高齢出産の危険を覚悟した挑戦は、身内の身代わり行為
であり、親等間の臓器移植同様に許される範囲だと思います。大体、損得抜き
で身代わりを買って出るなんて親族間以外には有り得ませんから。◆ 問題な
のは、タレントと元プロレスラーの間に生まれた子供たちの場合です。商売とし
て成り立つ前歴が作られてしまいました。日頃公僕の仕事を批判し続けるオイラ
でも、彼らの出生届けを不受理とした区役所の判断は見事だったと思います。
チャンとオイラだって仕事ぶりには評価を与えるのですから。◆ 経済的に優位
な人間が劣勢な人たちを助けたり、助けられたりすることは非常に良いことだと
思います。しかし、体の一部を売ることは血の売買と同じで禁止されるべきでし
ょう。さもないと、日本国内でも、借金返済のために臓器を提供してしまいますか
ら。◆ そもそも、ガンを医学の力で治して、本人の命は助かったのだから、後
は何を望むの? ホントにニッポン人は欲張りでしょうがない。
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